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2004年 09月 15日
この映画のすごいところは、はじめは主人公の視点で話が進行し、最後の方で一転して、「その後の彼」を他者の目で見るという構成だと思います。その転換がごく自然に、ひじょうに効果的になされている。イントロのナレーションで主人公に紹介された後、みている者がどんどん主人公の主観に寄り添うようになって行き、喫茶店の場面で主人公への同化が頂点に達します。で、そのあとでぽーんと突き放されてしまう。それで身近な人を亡くした時のような空虚さが見ているものにも、ひしひしと感じられるわけですね。
さらに視点を他に転換することで、主人公の行動を立体的に見せられる。死に瀕した主人公に寄り添ったままで見ていたら客観的に観られなくなることも、こういう構成で両方の視点が見えるように出来ているのだと思います。 「この名作をハリウッドがどういうふうにぶちこわすか見てやろう」というイジワルな気持ちになってきました。 ところで、全然関係ありませんが、ハリウッドが「ルパン三世」を実写で作るって話はどうなったんでしょう?だれか、その後をご存じですか?
by nico
| 2004-09-15 09:02
| 映画・オペラなど
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