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2005年 09月 06日
どういうこと?
ちょっと前にumepochiskyさんの各政党の年金対策についてのマニフェスト比較を読んで、自分でも子育て支援策、少子化対策について各党の政策を比較してみようかなと思って見ていたんですが、その間にもこういうanantaさんが書かれていた事件や、幼児虐待のニュースはどんどん流れてきます。 政策について、詳しく引用して述べたりそれに対して具体的な批判が出来るだけの知識や経験が自分にあるとも思えないので、下手なことを言うよりは個人個人で読んで考えてもらった方がいいでしょう。 ただ、ひとつだけこのニュースを聞いて思うのは、月々いくらの子供手当がこういう状況にどんな助けになるのだろう?ということです。保育所への受け入れ体制を拡充させようが、幼児教育を無償化しようが、おおもとの家族がきちんと成り立っていないところでは、役に立たない。まちがってますか? そんな予算や時間があるならば(なくても、作って欲しいんですけど)、政治家には子供を取り巻く環境をもっとよく見て考えて欲しい。 まず親への支援です。子供手当の予算を確保するために扶養控除や配偶者控除を廃止したのでは、逆に負担が増えるのではないでしょうか?育児休暇を取れるようにするのはいい。でもシステムだけ作ってもそれを活用できなければ何もならない。企業・社会への啓蒙に積極的に取り組むことが必要です。 年金制度を拡充し、介護制度を拡充してお年寄りをふくめた3世代が安心して家族として暮らせること、地域の暮らしの豊かさと安全をはかり、コミュニティをしっかり確立させること、劣悪な労働条件を改善、住環境を整えること、学校教育の安全および、「人間力」とかいうわけのわからない言葉を使わないで、目先の改革でない実のある教育を実現させること、そういうことがすべて、子供たちにプラスになって返って行く。そうやっていくつかの世代や地域が協力して新しい世代を育てて行く環境を整えることが先決では? 社会とはそういうものでしょう? よく言われることですが子供は社会の鏡です。 鏡に映った影にあれこれやっても、元が変わらなければどうにもならない。 子供のために本当に何が出来るかを考えたら、その親の世代である今の20代〜40代の人、それからその親である50〜70代の人たちの生活を、ちゃんと考えなければ、何も変わらないと思うのです。 そういう意味で、ほんとうに意味のある、魅力のある政策をうちだした政党は、残念ながらありませんでした。自民党のいわゆるマニフェストと呼ばれるものには、子育て支援・教育に関しては具体的なことはほとんど書かれていなかった。共産党は現状批判に流れているだけだし、民主も公明も、本当に子供手当がどんなふうに子供のためになるのかは、わかっていないと思うんですね。具体的な数値や時期のめどをうたったマニフェストにふさわしいものであることは認めますが、どうやってそれをするのかについては、まだまだあやふや。財源も不明確、根拠もあいまいです。 「子供のため」とうたえば人を引き付けるだろうぐらいの気持ちでいるのが見え見えなんですよ、どこも。 本当に次の世代のことを真剣に考えてくれる国政を、強く望みます。 10年後20年後に、「こうなる」と、はっきりした展望を持った子育て支援策を、考えてもらいたいと思います。
by nico
| 2005-09-06 12:00
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