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2006年 01月 13日
同じNSW州にありながらシドニーから西側の大半の土地とは植生がまったく違うこの周辺、山にうっそうと生い茂る熱帯雨林がありました。
(下の写真および左のロゴ写真をクリックすると拡大されます) 「The Nightcap国立公園」というところです。 2千万年前の火山活動のあとの玄武岩質層の上にあり 1983年に、それまで行われていた森林の伐採をやめ 州政府の決定で保護林となったということです。 森林歩きの(遊歩道と言うにはあまりに危険な)道は9キロほどあるのですが 雨で、もともと山歩きは想定していなかったこともあって 連れのふたりがサンダル履きだったので (ヒルがいるのでサンダルはまずい) 深入りはしませんでしたが、森の入り口に近い付近でも昼なお暗い雨林 雰囲気だけは味わえました。 高い樹木の隙間から差し込む光も水蒸気に煙ってきれい。 この森の入り口近くに 最近出来たと言う携帯電波の中継局の高い鉄塔が立っていました。 便利になるのはうれしいけど そのために犠牲になったものの代価をどうやって払うんだろう なんてことを考えさせられるコントラスト (広大なオーストラリアのこと まだまだふつうの携帯電波が届かない地域が多いんです。) 今度訪ねた時は ぜったいこの9キロの森林歩きをするぞ! パメラがときどきマッサージをしてもらうという ドイツ人のマッサージ師イングリッドはティーンエイジャーの息子とふたりで、 ふつうの乗用車での走行さえちょっとためらわれる山道の奥、 深い緑に囲まれた家に住んでいます。 バリの家のようなオープンな造りのテラスで 彼女が焼いてくれたケーキを食べながら 雨の音を聞きながら歓談していたら 本当に都会に戻ってくるのがイヤになりかけました。 #
by nico
| 2006-01-13 10:47
| 旅
2006年 01月 11日
そんなアブな〜いNimbin、ゲイ人口も多いようで、パメラの家の敷地内にある離れを間借している人もゲイ、最近オープンしたというカフェ「レトロ」のオーナーもゲイでボーイフレンドと店を切り盛りしてるという具合です。
パメラはやっとおいしいコーヒーが飲める店ができてうれしいわといいながらぼくらをレトロに連れて行ってくれました。 そこで紹介されたオーナーのボーイフレンドを見て、ぼくはドキ! 前にどこかで会っている。背が高くてちょっといい男。 いつかどこかでよく見てた顔!! これってちょっとスリルがあります。 どこであったのかわからないけど、どこかでぜったい会っているいい男。 しばらく悩んでようやく思い出しました。 去年まで週2回、水泳に通っていたプールの受付に むかしいたあんちゃんではないか。 そういえば彼の姿を見なくなって2年?3年? こんなところにいたのね! 思い出してから話しかけて確かめて 向こうでも「どこかで見た気がしてた」と、 名前を聞いてメンバーズカードでよく見てた名前だと思い出してくれました。 彼は画才もあるようで、作品がカフェの壁にかけられていました。 パメラの家のベッドルームにも彼の作品がありました。 もっと白人伝統的な保守的コミュニティだと まだまだおいしいコーヒーが飲めるところがないという場所も多いのですが ヒッピー文化に後押しされた町なら、かならず1軒や2軒おしゃれなカフェがあるのです。 SydneyからNimbinへ向かう途中 20分ほど手前にある町 Lismoreにもゲイが経営するカフェがたくさんあるそうですし Nimbin周辺でパメラが連れて行ってくれた町、Bangelowにあった「Utopia」や ガソリン・スタンドを兼ねた食料品店しかないような村に 内装こそ簡素だけどライブミュージックのある「Sphinx Rock Cafe」も シドニー周辺のおしゃれなカフェにひけをとらない充実のメニュー しかもシドニーよりはるかに安い値段で、おいしいランチが楽しめます。 「Utopia」で食べた「chicken waldorf salad」は10ドル程度(シドニーならぜったい15ドルはとられる)「Sphinx Rock Cafe」でたのんだ「ナスのパルミジャーナ、パスタ&サラダ添え」 も10ドルでボリュームたっぷり、これもシドニーなら倍はとられます。 でも、有名なByron Bayにはちょっとがっかりでした。 もっとヒッピー・カルチャー色の濃いところを想像していたのですが、まるでボンダイ・ビーチ。 レストランも(たまたま食べるような時間にいなかったので又聞きですが)パメラによると、おいしいフィッシュ&チップスの店が一軒裏通りにあるけれど、他はいまいちということでした。 というわけで、ランチやお茶には困らないNimbin周辺です。 ただパメラもぼくらも夜歩きをするよりは自宅で家庭的に過ごす方が性に合っているし パメラはたまたま孫息子が遊びに来ていたこともあって、 晩ご飯はうちで代わる代わる腕を振るったので レストランのディナー事情はレポートできません。ごめんなさい^^; #
by nico
| 2006-01-11 15:48
| 旅
2006年 01月 11日
旅先からアップデートしようと思ったのですが、チャンスがありませんでした。
昨日朝7時にNimbinを出、休憩を含めておよそ11時間でやく800キロの道のりを走破、無事シドニーに戻りました。 Nimbin滞在中は見事に雨、来る日も来る日も雨。やんで青空が顔を出して「あ、晴れるかな?」と思うと、またたくまに土砂降りという感じ。でも、暑くてジメッとして大気中に水がたっぷり含まれてる感じは大好き。(前世はカエルかナメクジ!) 車で800キロも北上すると、当然ですがぜんぜん気候が違う。 それでも「green drought」と言って、Nimbinもやはりここ数年は降雨が少なく、湿気を含んだ空気と朝晩の結露で地表は適度に湿気を含み、草は緑色、深く根を張った木も無事なのに、新しく植樹された若木は育たないという状況らしい。ぼくらの到着とともに降り出した雨は3日間ほぼ降り続き、今週もかなりの降雨が期待されるということで、地元民はみな喜んでいました。 シドニー周辺や西側の内陸の田舎と違って、木も背が高くユーカリも種類の違うものが多く、野生のコアラも出没するような土地。背の高い森に囲まれるように、友達の家はありました。夕方になると庭をワラビーが駆け抜けて行きます。 羊よりも乳牛、野菜や熱帯の果樹栽培、サトウキビなどを主産物とする農業が主体の地方。 そんなのどかな中にあってNimbinは、とんでもない町でした。 オーストラリアの田舎町には(あくまで印象として)大別して2種類あります。 ひとつは本当に伝統的な白人主体の農村という感じの、保守的なコミュニティ。 もうひとつは60〜70年代にヒッピーたちが作ったコミューンと言う感じの、ちょっとアヤしげな町。Nimbinは後者をもっと極端にしてアボリジニの文化もスパイスとして混ぜた感じとでもいえばいいか、「アヤしい」を通りこしてかなり「アブない」町。近くの有名なByron Bayと並んで70年代の初め、いかにもヒッピーな感じのする「アクエリアス・フェスティバル」を境に活性化、世界中からエコロジストやアーティストが集る村になったようです。 イタリア人の家具職人とか、ドイツ人のマッサージ師とか、おもしろい人たちにも出会いました。 どのへんがどんなふうに「アブない」か。 大麻の生産で稼いでいる(ほんとかよ)と言ってもいい。写真の「Hemp Embassy」という店には麻布の衣類(「Jesus wore hemp」(ジーザスは麻布をまとっていた!)とか書かれた看板がある)やヘンプオイルの石けんや化粧品はもちろん、大麻をやるパイプとかケース、いろいろなグッズが売られている。その店の前の看板にでかでかと書かれた「Mardi Grass 06」の文字。 シドニーの「Gay & Lesbian Mardi Gras」はもちろん有名だけど、あれ?「Gras」の「s」がひとつ多いじゃん?と、気がつくまで数秒かかりました。「Grass (草)」とかけてあるわけね! このアヤしげなお祭り1996年に始まったらしいですが、今年の情報はこのサイトでみられます! 通りを歩いていると、何度も「グラスいる?」と聞かれる。友人のパメラはいっしょに歩いていて「買わない?」と声をかけられたと憤慨していた。そのこころは「地元民はタダでもらえるものなのよ」ということらしい。ウソかホントか。 というわけで、いきおいハイになった人、酔っぱらった人、通りに大勢います。まともな職に就けない人も多いし、機会も無い。DVもvandalismも日常茶飯事、ぼくらが滞在中は観光客が多かったせいもあるのか、それほどでもなかったのですが、普段は乱闘、暴行、絶え間ない町のようです。 そんな環境もあって、ペットの犬の虐待、あるいは飼い主が面倒をみられなくなる状況も多いらしく、パメラは動物愛護団体からそういう犬を一時的に引受けるボランティアをしていて現在8匹の犬と暮らしています。病気のまま放っておかれた犬とか、虐待された犬たち。でもパメラの手厚いケアのおかげでしょう、よく言うことを聞いて賢く人なつっこいかわいい犬たちでした。 パメラは朝晩電動スクーターにまたがって20エーカーの敷地内を、犬たちを連れて走り回るんです。ぼくらにもすぐなついて、できるなら一匹連れて帰りたいと思ったくらいです。 (つづく) #
by nico
| 2006-01-11 09:19
| 旅
2006年 01月 04日
明日から5日間Big RとNSWの北端に近いNimbinというところへ遊びに行きます。
シドニーからは800キロほど。車で10時間強です。 Big R の古い友達が、そこで暮らしていて 彼女と最後にシドニーで会ったのは6年まえ。 ぼくらがNimbinに行くのは初めて。 というわけで、ちょっとわくわくしています。 走ろうと思えば1日で走れない距離ではないけれど 無理はしないで その300キロほど手前 やはりBig R の古い知り合いのいるEmerald Beachというところでストップオーヴァー。 ということで、次のアップはNimbinからの予定。 #
by nico
| 2006-01-04 20:34
| Digital Kink Spot
2006年 01月 03日
ファームの家に新しいrain water tank を設置しました。
メルボルンから来た友達のジェニーのパートナーで、プラマーのポールがはりきっていろいろとタダ働きでやってくれたおかげで、水回りはずいぶん改善されました。 写真のポールは小さくてしかも顔が木に隠れていますが 実はブルース・ウィリス似のちょっといい男。 このrain water tank オーストラリアの田舎にはどの家にもついていて 雨水にたよって生きてきたこの国の開拓者たちのライフスタイルは、今も生きています。 というか この国の人たちは今後はなおさら、雨水をいかに活用するかを 死活問題として考えなければいけないところに来ています。 大雑把に言うと 固い岩盤で覆われたこの土地に降る雨は なかなか地面にしみ込まず、海に流れてしまいます。 もともと少ない人口を支えるだけの降雨はあったのですが 近年の人口流入による増加に加え都市部の人のライフスタイルの変化 気候の変化、温暖化、砂漠化 内陸にあるダム用の貯水エリアにおける降雨量の減少などの悪条件が重なって ほんの数年後にはダムの水は底をつくことが確実と言われています。 今NSWで議論を巻き起こしている desalination plant(海水を淡水化するプラント)の建設か 下水を含む家庭廃水の完全リサイクルか という究極の選択をしなければならないのが現実。 desalination plantはエネルギーを多く使い 結果的にさらに温暖化を加速させ問題を深刻にするだけだということを 大半の人は見抜いて反対しており ブルーマウンテンズの一部の地域やゴルバーンという内陸の町では 下水のリサイクルがすでに本格的に始まろうとしています。 でも一部の政治家はプラントの建設を強固にすすめようとしており 一方にはリサイクルされた水を上水として使うことに抵抗感をもつ一般人も大勢います。 ただ方法はそれしかないのかと言うと、まだ議論の余地はあるように思われます。 上にも書いたようにたまに沿岸の都市部に降る大雨などは ほとんど無駄に海に流れているんです。 アデレードではこういうストーム・ウォーターをひとつの場所に集め 人口の湿地帯を作り、水を浄化する湿地の植物を植えることで 自然のリサイクルを試みています。 さらに、きれいになった水を地下にある多孔質の岩盤の層に貯め 必要な時そこからくみ出して使うというシステムを開発しました。 シドニーは平地が少ない上に人口過密状態で なかなかそういう大規模な施設を作るのは難しいかもしれません ただ、一般家庭でも、こういうストーム・ウォーターをもっと活用できるように 無料でこういう雨水タンクを設置できるような補助をしてもいいのではないかと思います。 (現在は設置に1500ドル以上かかるところ200ドル程度の返還しかされないらしいです) 100%雨水だけで生きるわけにはいかないかもしれませんが リサイクルされた水をトイレや庭などで使い 雨水を上水の補助用として家庭で使うようにすれば かなりの節水になるのではないかと思います。 しかし、それだけ水に関する議論がなされていて 水をできるだけ汚さないようにすることは、なぜ誰も言わないのだろう? 不思議です。 食べ物のかすや油がべっとりついた皿を皿洗い機で洗ったり 下水溝にゴミを流したり、そういうことにも、もっと注意してほしいなあと この国の水事情を考えるたび、考えてしまいます。 #
by nico
| 2006-01-03 20:00
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